第174章 彼女のほうが私の好みに合う

サミット会場――南雲玲奈が表彰を受け取ったあとも、式の進行は続いていた。

彼女が席へ戻ると、続々と各社が壇上へ上がり、受賞とスピーチをこなしていく。

横尾グループも例外ではない。

司会者が壇上で「横尾グループ、第5世代レッド・ホット・システム」と読み上げた瞬間、南雲玲奈は唇をきゅっと結んだ。

藤井一輝が鼻で笑う。

「横尾グループに、これ受け取るツラがあるのかよ」

その言葉に、隣の今村栞が興味深そうに身を乗り出す。

「ねえ、あのシステムって……玲奈がいた頃に開発してたって噂、本当?」

南雲玲奈は否定せず、静かにうなずいた。

「うん。本当」

今村栞は壇上へ視線を戻し、なんとも...

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